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少女の大切なもの

今日は生憎の雨模様。2月もあとわずかといえども

今年の冬は寒い。そんな朝の出来事を綴る。

家の前の道路は、朝夕と近くの小学校の通学路となる。

特に児童の登校が集中する朝の賑わいは格別である。

追いかけ合う、肩を回しあう、石をけり続ける。とにかく元気な男子児童。

笛を鳴らし唄を歌う。快活に語り、甲高く笑い続ける。

楽しい表情に明るい声の女子児童。

元気あふれる児童達の登下校の様子はいつ見ても微笑ましい。

さて、今日は朝から雨。

いつもと異なるのは、色とりどりの傘が上下左右に揺れ、躍動感とともに

道路をすっかり埋めつくすことぐらい。ごく普段の朝の光景であった。

児童の登校がピークを過ぎ、人波がほとんど途絶えた時間に、

私は外出のため家の門を出た。

すると目の前を、一人の女の子が学校とは反対方向に、傘も差さずに歩いていた。

また、何かとても悄然とした姿に感じた。

気になる私は、女子児童に声を掛けた。

「どうしたの?学校は反対の方向だよ。」

すると少女は

「お母さんから貰った大切なものを落としてしまったから探してるの」

と答えた。その時、少女の目からは、その時の雨よりも大粒な、はっきりと

涙と分かる粒が、いくつも頬をつたわっていた。

「一体、何を落としたの??」と聴くと

「ネックレス。お母さんから貰った大切な宝物なの」

そんな言葉を返し、そのまま、もと来た道を歩こうとしていた。

「だめじゃない。先生やお母さんが心配するよ。学校に行こうよ。

お母さんに連絡してあげるから、お母さんに探してもらいなさい」

「お母さんはいないの・・・」

「じゃあ、先生に連絡してあげるから待ってて。」

だけどその時、少女は私の呼びかけに反応しようとはしなかった。

「どうしてでも見つけたいんだね」と確認すると

「とっても大切なものだから」

涙にあふれるその眼光は、真剣そのものだった。

「じゃあ、どこで落としたのかなんとなく分かる??」

「この辺りからあそこの信号までの間」

と、100メートル先の信号を指差した。

「きっと見つかるよ。でも見つからなかったらきっと友達が届けてくれたに違いない。

じゃ、あそこまで探して見つからなかったら、その時は必ず一緒に学校に行こうね」

(少女の気持ちより、大人の判断を優先した私が、無理矢理その場を

押さえ込もうとしたものと、後々考えることとなる・・・)

すると、少女は幸運にも私の呼びかけに頷いてくれた。

その後、少女との約束どおり100メートル先の信号まで歩くまでもなく、,

少女の探していた宝物が、僅かすぐ目の前に落ちていた。

少女は自分で見つけ喜んだ。またとても安堵した様子だった。

その後、私は用事のため、家族に少女を学校まで送るよう依頼する。

これから先は、私の家族から聞いた話となる。

その少女の両親は数年前に、何らかの理由で別々に暮らすことになった。

その母親に、少女はほとんど会うこともない様子で、母親から貰った

ペンダントトップを、少女は唯一の宝物としている。

いつも肌身離さず身につけている。驚いたことにそんなに大切な

母さんとの想い出の品を、自分で紐に結びつけ首に巻いていたらしい。

(だから先のペンダントトップが紐から外れ落ちた)

お世辞にも丈夫とはいえない紐を探し、しかも幼い少女が自ら結び

首に巻く・・・・

いつもいつでも一緒にいたいから・・・そんな気持ちであろう。

少女にとって、学校よりも友達より、他のどんなものよりも大切なもの。

だから傘も差さずに、ゆっくり足元を確かめるように、また泣きながらでも

探し続けたことであろう。

引き止めなければ恐らくいつまでも、いつ、いつまでも探し続けたことであろう。

探した時はさぞや安堵したことだろう。

私の家族がその少女を学校に連れて行くと、その時対面した女性教員は

そこそこに事情を聴くなりこう語った。

「そんなに大事なものだったら何故、学校になんか持ってくるの??」

子供の時期を過ごすことなく大人になることはない。

子供の頃も人それぞれに、異なる経験をしてきたことだろう。

子供の目線で・・・といえども、所詮は大人から見た子供。

大人の自分が、今必要としている子供とは、

こうであって欲しい。こうでなくてはいけない。

と、そんな大人である自分の考え方を子供に

無理矢理押し付けたに過ぎぬ。

そんな大人の言動を見て、子供は大人を初めて嫌う。

子供が必要なのは、子供の気持ちが分かる大人。

規則、常識、道徳ばかりを説いても心は通わない。

心の目で子供を見て、心で語る必要をつとに感じる。

子供が傷ついた時、やはり本当に子供の痛みを感じ、

その気持ちにならなければ、何を言っても気持ちは伝わらない。

そんなことを改めて感じた。

少女が落し物を探す時の、寂しそうな後姿が目に焼きつく。

その姿を、少女の本当の親が見たらどう思うのだろうか・・・・

一体、どんな言葉をその時少女にかけるのであろうか??

これからの少女の人生に、幸多きことを心より願い止まぬ。

昔よく聴いたオフコースの歌が、今日はやけに心に突き刺さる。

首輪のない犬をみつけた。何処に行くあてもなく 

何の生きがいもない   涙がこぼれていく・・・・

追記

ブログを書き終えて、その子の親の様子を家族に再度確認すると、少女は

お母さんと分かれて長い歳月が過ぎる・・・とも語ったらしい。

素晴らしき走友たち!

昨日は小雪も舞い、時折突風が吹きつける中、私の所属する

走友仲間の集いに参加するため、山口県下関市に向った。

そこにアスリート系クラブの名称チーム・ドMの会長が住む。

この度も、会長の自宅を提供して頂き、第2回ド・Mの集いが開催された。

ご興味のある方は、リンク覧にあるブログ名「トランジション」に、事実より

詳細に精緻な文章により描写されてるのでご覧ください。

特に彼のエントリーしたマラソン、およびトライアスロンの大会参戦日記などは、

読むものを瞬時にして彼の世界に巻き込む。魅了し飽きさせることなく。

その場に居合わせた?とこちらが錯覚してしまうほどの臨場感を味わうとができる。

また、世相と人生を語らせると実に熱い!しかも男臭い!!

また、硬派で青臭いところがノスタルジックな気分を喚起し心地良い!

そんな彼は私と同じ80年を青春として謳歌した人に違いない!

彼と是非会ってみたい!と考えると行動に移すことにためらいもなかった。

(実は、この会長のブログ「トランジション」を私が読んだことで彼とご縁を頂くこととなる。)

彼と初対面のマラソン大会より、ちょうど1年が経過。

その間、彼の持つ魔(魅)(身)力?に引き込まれるように集まるアスリートが8名。

佐賀県から福岡、山口、広島の4件にまたがる。

すべてが私と同じく、彼のブログを読んで集まった輩である。

この日、全員が初めて一斉に集まった。

 

異様な盛り上がりを見せたのは語るまでもない。

各々の趣味は自分の体を苛め抜くこと

仕事の合間を作り日々にトレーニングを積む。朝鍛夕錬を日頃の自らに課す。

走る距離でいえば、8人の平均は月間300キロを超えている。

一日で10キロ以上をノルマにしている面々だ。

そんな侍8人を簡単に紹介すると・・・

佳境に入ると一人で104キロを走る。血の滲む努力で、体重を50キロ減量することに成功!驚異的な肥満を克服したランナー。

義母の介護を献身的に努めつつ、貧血と格闘しながら、体に鞭をうち月間450キロをニコニコ走るスマイルランナー。

26歳までプロボクサーを目指し、今はリングがトラックに変われども、果てなき夢とともに走り続ける筋肉ランナー。

幕末に東奔西走した志士のごとく、萩の夜道を黙々と走る21回猛志こと、吉田松陰様似の沈着冷静ランナー。

笑顔の素敵な、お洒落な会話に品格と人間的な魅力あふれる、元エリート高速ランナー。

2年前に血液の癌を発病。その後事実を受け入れ、持ち前の明るさと気力により、見事に死の淵から生還した克己心あふれる奇跡の人。真の鉄人、アイアンマン!

そして、前述の炎の国道ランナーこと、会長と私の8人が集まった。

皆、日頃の練習の話、出走予定のレースのことなどを、飽きることなく語り尽くした。

ウルトラ100キロマラソン、フルマラソン。24時間マラソンの話題に花が咲く!

皆が市民ランナーおよびアイアンマン(トライアスリート)をはいえ、私以外はそれぞれに

素晴らしい実績をもつ面々。仲間の話を聴くことで自らのRUNに対するモチベーションが

うなぎのぼりに上昇することが分かる!!

そんな中、前述した癌、しかも末期がんから昨年生還され、リハビリを終えた後、

すでにレースにも参加できるほど回復されたT氏の話は胸を打った。

ここに彼の言葉を記述する。

癌の宣告を受けた時、気丈な自分も数分間気を失った。しかし正気に戻ると

すべてを受け入れることが出来た。

だから苦しい化学療法も厭わず継続できたことで、生還できたと考える。

医者を信じ、自分の力を信じて、必ず元気になる!

この気持ちを、どんな局面でも持ち続けること。

病は自分で作るもの、また大きくもなり、消えゆくことも事実ある!!

その証拠が私の現在の姿そのものだ!

病は予期しない時、突然訪れるもの。

だから平素の健康管理は、何より優先すべきだ。

特に体の頑丈な人やスポーツエリートは自分の体力を過信しがちなため、

我慢する傾向性が高い。よく心得るべし。

また、末期がんでも必ず治る!もし苦しむ人が周囲にいれば、血液の癌のことなら是非私に尋ねてくれ!

(※この日記を何らかの機会で目にされた方で、周囲に血液の癌の方がいれば、コメントをください。直ちに彼に伝えます。また、今、彼もそれを望んでます)

そんな話を皆の前で話してくれた。

ああ、感謝!回復を心よりお慶び申し上げる。

また、そんな彼とは昨日が初対面。もっと前にお会いできたら・・・とも考えた。

いずれにしても、会長の本音で語る人生観に賛同し、出会うことができた

走るという共通の趣味をもつ仲間達。

これからも人生に多くの障害、苦しみが待ち受けてるかもしれない。

だけどそんな時、すべてを受け入れ、その試練に負けない自分でいるために

毎日厳しいことを愉しい顔でやっていこう!

チームドMとは苦しいことを自然に選び、それぞれに不平をいわず対処し、

変わりいく自分に満足することなく、再び苦行を求め人生の

フィニッシュラインを目指し走り続ける爽やかな男の集団!

皆さん、これからもよろしく!!

PS

どなたか、血の池を泳いで渡り、鉛でできた自転車に乗った後に、五寸釘だらけの途を1キロ4分15秒で走る大会にエントリーしませんか?

ずいぶん先の話になればよいのでしょうけど(笑)・・・

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