連休と初めてのETC割引
一般的にゴールデンウイークと称される期間が昨日で終わった。
昨日といえば週半ばの水曜日にあたるが、ウイークの終わりとすることに何ら抵抗を感じない。
連休中は帰省のほか、各地の行楽地で賑わいをみせたと報じる。
この期間は突然の新型インフルエンザ感染の広がりに世界は緊張したが、あらかじめ海外旅行を予定していた人に影響はなかった様である。
このゴールデンウイーク、世界の金融マーケットは通常どおり営業していることを新聞で確認すると日本の国民的行事であることをあらためて知ることとなる。
さて、今回の休日で異常ともいえる道路の渋滞など話題を独占した?ETC割引について考えてみた。
その前に日本における高速道路の有料制度は世界でも稀であると知る。その理由は地価と地形にあるようだ。
日本の国土は約70%が山林、欧州の10%、アメリカの50%と比べいかにも平地が少なく、そのためトンネル工事や橋梁工事が多く高速道路を設置する建設コストが高い。加えてもともと少ない平野部は人口密集地帯により取得に必要な地価が高い。
だからといって天文学的な赤字を財政が抱えて良いとは国民の誰一人考えていない。
また、あの膨大な借金は今後、一体どうなる?などを考えれば、国民ならずとも官僚および政治家は心配しないではいられない気がする!
一般の会社であれば、多額の借金を抱えて夜も安らかに眠れないところであろうか・・・
ところで道路法人を評論家や作家が糾弾していたことは記憶に新しい。
加えて巨大政党の党首とゼネコンの癒着が発覚し未だ真相は霧の中にある。
これらの背景とは別に「大規模な財政政策は楽観的な広がりを見せる」とする米の心理経済学者を支持したかどうか・・・今回のETC割引制度が実施された。
IMFの試算した我が国の今年度の経済成長率はマイナス6.4%と先進国中最も悪い。内需を活性化する適正なる財投の分配に異論はないところである。
そこで登場した今回のETC割引は不況対策の財政出動における目玉商品でもある!
将来的にみて大きな財源を必要とするからにはその効果においては即効性と持続性を併せ持つ必要がある!!
生活防衛に走る国民が一斉にレジャーに向うかどうか甚だ疑問が残るが・・・この制度の効果は今回の連休においては存分に発揮されたようだ。
「人間は思考こそすれ行動こそ論理を象徴するものである。それゆえ誤った行動は慎み、また必要としないものは購入することはありえない。」
今回の政策はこの理性に尊厳を与える考え方に対して、社会的動物たる集団的真理を逆手に取ったやり口とみえる。
滑り出しこそは、あのETCバーの見事に開放した瞬間のように?好調の様相である。
しかし、景気が失速する手前あたりで発動出来なかったことが悔やまれる。
備えがないからそれを不況と呼ぶ!
だが、友好国のためには例え改憲してでも予算を捻出する法案を迅速かつ強引!に通過させる今の為政者は果たして国民に視線が向いているかどうか・・・大いに疑問が残るところである。
いずれにしてもこのETC制度割引を利用することとなるが、この期間中に小旅行に出かけた。
行き先は我住む街、広島から300キロ先にある高知県を選択する。愛すべき竜馬を訪ねての旅でもある。
道中に見かけた車に遠方から着いた車が多いことに驚嘆した。
東京をはじめ東北から鹿児島まで実に広範囲に、また、突出する地域もなく均等に並ぶ駐車場のナンバーを確認すると自分は一体何処に居るのであろうかとの不思議な気持ちに包まれる。
また、この割引制度が今回は実にインパクトがあったことを知ることとなる。
これまでは近県に出かけていた人が一気に遠距離まで足を伸ばしたことが顕著であった。好奇心を呼び起こし日本中を旅することで観光を資源とする地域が潤う。何かいいこと尽くめであるようだが、手放しで喜べない理由も少なくはない。
先の財源不足などが加速化し、この割引を将来の増税による景気浮揚の足かせにならぬかなど懸念してみた。
また道路行政にまつわる不明瞭な赤字が闇に消えていくことにならぬか懸念もある。
この制度は観光サービス業にこそメリットはあるが、高速道路のヘビーユーザーたる運輸業においては限定的である。そのため休み明けの荷物の到着が遅れるなど、関係者において被害の声が次第に広がりつつある。
加えて突然の制度の施行における端末機器を持たない人々の不公平感!
また、環境対策半ばにしてエネルギー効率の悪い車を駆って炭酸ガスを吐き散らす自然に対する仕打ちなどなど・・・環境面の問題も憂慮する。
また、クリーンエネルギーを誇る公共機関への影響は軽微とはいえないようだ。こちらは今後の進退すら心配でもある。
しかし、この制度自体は約20年前より大前研一氏などが景気刺激策として有効ではないかと語っていた。
また、浮上してきては財政問題などにより足並みが揃わなかったテーマでもあった。
いずれにしてもこの機会を利用して、山を分断し緑を伐採して作った普段はそれほど活用されていない道路を国民が大いに利用することになるであろう。
その際に立ったまま枯れ果てた木や、しばらく放置された倒木などを目にすることにより自然の発する警鐘を目の当たりにすることが出来る。その記憶こそが日本人の行動を大胆に変える事を今回のETC割引制度の副次的効果として期待する。
また市民ランナーの一人として考えることは月に一度、高速道路を車のない一日として使用させて欲しい!
ランナーが、歩行者が自由に散策できるようにする!
勿論、「走るプライバシー」と揶揄されるカードの保持はこの際必要としないこととする。
こうすれば一日分の排出ガス抑制につながり、割引時の増車分だけ相殺ができるのではないだろうか・・・
くどい様ではあるが今回のETC割引が初期の試算とおりであったか、また波及効果はどれ程であるかなどの数値公開が待たれる。良い政策と感じられぬ不公平感のある人のためにも是非、公開を急がれたい。
旅行中、駐車場で忙しそうに駆け回る女性スタッフに「儲かりますね~」とつい余計な言葉をかけたがその女性から「麻生さんのおかげです~」との言葉が返ってきたことに驚きを隠せなかった。
かくして世論は風のように移り変わり、人は入退場を繰り返す。責任をすべて次世代に生きる人に託して・・・いや、やはりこれではいけない。
最後に、高知の人はとにかく明るかった!この南国の県民性が究極のアウトレット、坂本竜馬を輩出したと土地柄であることを感じつつ、渋滞続きの旅を思い返した。
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コメント
まーさん、お久しぶりで~す。
GW中は、高知まで出かけたのですか・・・
私は、ETCは以前から装着済みでして、家族にどこかいく?
と尋ねたら、『どこも人が多いから行かない!』の一声で結論が出ました(笑)
こちらの長崎自動車道も交通量が2、3割増で事故は2倍だったとテレビで報道していました。
有田陶器市も客の割りに売上が上がらなかったようです。
ところで、私は今年の目標のレースに11月の「下関海響マラソン」出場を考えています。
人間、何か目標がないと日頃の練習にも力が湧いてきませんからね。
明日はクラブランザローテの練習会で福岡から九千部山往復48km走に参加しま~す♪
“楽しく走れば強くなる”ですね。。。
投稿: ega | 2009年5月 9日 (土) 21時13分
えがさん
コメントどーもです。変わらず元気に走ってられるようですね~。
暑かったけど今日の48キロ走は無事?また、いつもの笑顔で走れましたか??皆さんおそらく阿蘇カルデラウルトラ対策ではないでしょうか??私も月末のえびすだいこくウルトラを控え、GW中は50キロ単独走を実施しましたよ。野猿を50匹位みかけました!皆、恥ずかしがりやで私の追跡に、お尻を真っ赤にして逃げていきましたよ?!さて、下関海峡マラソンにえがさんがエントリーであれば私も参加しないわけにはいられません!しっかり磨きあげた走りを是非、披露してくださいね!ご一緒に頑張りましょう!!
投稿: まーさ | 2009年5月10日 (日) 21時31分