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坂ベイマラソン参戦日記2011

前日までの荒れ模様が嘘のように快晴の休日。

11月20日、地元開催のマラソン大会に臨む。

参戦日記とは、すでに終わった事実を書き連ねるもの・・・

こうした、ごく当たり前のことを前置きに書かなくてはならぬほど、残念ながら精彩に欠くレース内容であった。しかし、日記に書くことで何とか反省材料を見つけ出したい。また、心に掛かるモヤモヤ感を払底したい。そんな気持ちで何とかパソコンに向かう。

つまり、こんなレース内容であった。

目標のペースが10キロほどで維持できなくなった。 

25キロ以上で急激にペースダウンをした。  

30キロで一時的ではあるが、足が止まった。

35キロから40キロでさらにペースダウンをした。

最後の2キロでようやく50%程度の力が戻ってきた。

これまで50回程度、フルマラソンに出場している。初めの頃は別として、ここまで悪いレース内容はそれほど記憶にない。天候といえば湾岸コースのため、時折ではあるが風が幾分強く巻くこともあった。しかし、参加者の大半がそれほど悪いコンディションとは捉えていなかった。また、当日の我が健康状態はごく普通であった。

要するに早くつぶれた理由は、天候でも健康状態でもないということだ。(自ら日記を読み返した時のため、念のため強調する。)

今回のレース参戦の主目的は、次走のためのペース走であった。また、あわよくば折り返し後のペースアップも狙っていた。

しかし、このレースで判断する限り、自らの力と目標には差が余りにもありすぎる。

ここにきて実力不足を露呈したといえよう。

9月の前走に続き、今シーズンの状態はここまで悪化傾向にある。

体重はベストの66キロ、体脂肪率も11~12%を維持している。

練習時間の方も、例年以上にしっかり確保している。

ただ、練習内容に問題があるのかもしれない。

また、加齢により疲労が溜まりやすくなっていることも否定できまい。

さて、防府読売マラソンまで残るは4週間である。

ここで本番のペース設定につき、考え直す必要があるか?

いや、それはもう少し考えてみよう。

まだまだ検証すべき箇所があるはずである。

そこで改善できることを着実に実行する。

例えば、練習量を落としていく時期を思い切って早める。

また、練習メニューを大幅に見直すなどである。

本命のレースに向け、これからさらに熱く気持ちが燃え上がる。

これからは頭と体に工夫を重ねよう。

そして、このレースに参加したからこそ次走に良い結果を得た、としたい。

10K     44′31

20K  1h29′48″

30k     2h15′28″

40k    3h16′40″

FINISH   3h27′

魚屋さんの想い出

可愛いい、可愛いい魚屋さん♪

2坪程の敷地にある店舗を横切ると、思わずあの懐かしいメロディーを口ずさみたくなる・・・

そんなこじんまりとした魚屋の店主は、我が住む町一番の人気者。

藍色のハッピ風作業服を身にまとい、魚屋お決まりのねじり鉢巻とはいかないまでも

手ぬぐいを小粋に腰にぶらさげる。

じっとしていることが苦手なのであろう、店の外に出ては道行く人と歓談している姿ばかり思い浮かぶ。

そうした場面には、いつも献身的に店を手伝う奥さんがいた。

微笑みながらごく自然に客との会話に溶け込んでいた。

魚屋さんに通えば、町の情報通になれる!それほどホットな話題をいつも提供してくれた。

その人間集団の前を、野良猫の親子が堂々と登場する。

私のように猫嫌いにはいささか堪えるが、いつものシーンである。

主人の話では店の始まる前、つまり40年以上も前より、猫の祖先はこの辺りで暮らしていたとのこと。つまり、猫は先住民であるからその権利は守られるべきと主張する。(つまりは、無類の猫好きでもある。)

これまで主人が野良猫に残った魚を与え続けてきたものだから、途絶えることなく店に居ついてしまったようだ。

時に行列が出来た時期もあったとか?

『そいつが人間であったら・・・』とは、いかにも人の良い店主の語りである。

白髪交じりの頭髪を整備を尽くした芝生の如く、角を尖らせ刈ることが自慢であった。

横一文字にくっきりと生え揃った眉毛は、妥協を許さぬ真っ直ぐな性格を象徴していた。

しっかり開いた野性的な瞳は、美しいものをそのまま観るため備わったものだろう。

『オレ、もう治らない病に冒されているんだよ』

店主が呟いた一言が今も耳に残る。

それは、数週間店を閉めた直後に語った言葉であった。

あれから4年の歳月が流れた。

その間というもの、店主は入退院を繰り返した。

激しい外見上の変化を目の当たりにすると、副作用の強い薬で治療していることが容易に想像できた。

病院にいる時間が次第に伸びていく。

それでも正月の魚を顧客が待っているのだと、病院からその時だけは許可を得て、店を開けていた。

やがて、配達で使用する愛用バイクの姿が見えなくなった。

あれほど店の前を群がっていた野良猫の群れが、嘘のように消えた。

店のシャッターは閉まった状態が続く。

店先を通過する人々の流れが早足に変わっていく。。。

最後に店主の姿を見かけたのは今年の秋祭り。

自宅前のベンチで杖を掲げ座っていた。

その店主の目前にみこしが停まる。

すると、ご家族に両脇を支えられながらも立ちあがり声援を贈っていた。

元気な子供達がみこしをリズミカルに揺らす。

その間、店主はとても柔和な顔をしていた。

子供の頃の想い出を、記憶の中に重ねていたのだろうか・・・

そのみこしが視界から消えてなくなるまで、ずっと目をそらさず眺めていた。

祭りのあった日から2週間が経過。

けたたましいサイレンを鳴らし救急車が店主の自宅前に停まる。

やがて店主は車上の人となる。

最後に車に乗り込んだのは、横たわる店主を心配そうに見つめる奥さんであった。

『無事戻ってきてくれよ』心から祈る。

翌日道を通りかかると、魚屋のシャッターの前に店主の訃報を知らせる葬儀社のたて看板があった。

『駄目だったか・・・』

そのシャッターの前を猫が横切る。

共同購入車のスピーカーからは、いつもの陽気な音色が聞こえる。

見上げると抜けるように高い秋空。

店主の育てた黄色の花が、プランターの中で活き活きと咲き誇る。

来年度、この近くに大型スーパーが建築される予定である。

もはや、これほど味合いある店は出てこないであろう。

人が変われば、街も変わる。

だけど、良き想い出は記憶の中に大切に仕舞い込む。

人情味溢れる街の人気者と昭和の面影は、愉快な話題に包まれた数々の買い物シーンと共に、人々の心に残り続けよう。

また、お会いしたい。                      合掌

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